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子供扱いは望まず(1)

『高1の息子を無残に殺された母は
地獄を生き、
同級生の犯人は弁護士として
社会復帰していた!』


昨年度に刊行された
『心にナイフをしのばせて』(著:奥野修司 文藝春秋)
の帯カバーの文章だ。
(※註:本記事中で「更正」とあるのは、「更”生”」の誤りです)

この本は昨年度テレビ番組で知り、今年になって購入したのだが、
同時に購入した他の本を優先し、このタイミングで読む事となった。

このタイミングとは、『山口県光市の母子殺害事件、差し戻し審』の事である。全くたまたまだった。


本書では犯人については、ほとんど語られていない。
著者によれば、「少年法の壁に阻まれ、情報不足」という事になる。
(本の後半で、被害者の遺族と現弁護士となった犯人が、電話で会話する場面はある。
ちなみにその電話において、謝罪の言葉どころか「なぜ(自分が)謝らなければならないのか」と発言したらしい)

本の70%近くが、被害者の妹(事件当時、中学一年生)のインタビューをモノローグとした形で綴られている。

さて、読後の私は三つの点から本書にアプローチを試みる事ができた。

一つは【少年犯罪者の”更正”について】
もう一つは【犯罪被害者(とその遺族)の”ケア”について】
最後に【子供の知恵について】


【少年犯罪者の”更正”について】
当然、少年法と密接に絡むわけだが、
本書で語られる「サレジオ事件」の犯人像については、
著者の情報操作の一面もあるようだ。

具体的には、家裁での審判内容を知る手がかりとして、
『精神鑑定書』などを手に入れ引用するのだが、その鑑定書の一部を抽出して、
―これを読むかぎり、少なくとも級友を殺害して悔いているとは思えない。反省や謝罪を意味する言葉はどこにもないのだ。(第一章 35ページ)
と記している。
ところが、件の『精神鑑定書』の全文を読むと、
著者にとって、都合の良い部分だけを抽出している感も否めない。

―本書を取材するきっかけになったのは、一九九七年春に神戸で連続して児童を殺害した「酒鬼薔薇」事件だった。(あとがき 264ページ)
とあることからも、ある程度確信犯的であろう。

もっとも私個人は、著者のミスリード的文章を理解した上でも、
”計47ヶ所をナイフでメッタ刺し後、頸部を切断。その後、自身の肩を切りつけ「犯人は複数の大人だ」と、隠蔽工作まで謀った”犯人に、同情する気などさらさら無い。
同時に、”関東医療少年院(通常の中等少年院から転院)で法(少年法)の下『更正』し、法的には何ら問題なく社会復帰し、弁護士業をしている”犯人に対し、思うところが無いわけではない。

ただしどちらかと言えば、
『犯した罪の反省・謝罪 < 過去を無かった事に』
するのを『更正』と呼ぶ少年法そのものと、それを推進する団体に対しての方が、大いに問題がある、という至極一般的な感想の方が強い。


(・・・なんとびっくり、(2)に続いてしまうのです(^^;。。。)
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芸能界の噂と真実・・今と昔を考察する | 2007/06/30 3:44 PM




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